2011年08月20日

【Weblio のすごさ】ウェブ辞書:英辞郎との比較

【Weblio のすごさ】ウェブ辞書:英辞郎との比較

辞書と言えば、昔からの紙のもの、最近では定番の電子辞書、そしてウェブ辞書があります。
私は仕事(英語講師)と趣味(英語学習)で英語どっぷりの毎日で、授業の下調べも準備も自己研鑽もオフィスでやることがほとんどで、ウェブ辞書とは二人三脚の関係。
おまけに私のレッスンは、DVD、CD、iTunes、ウェブ、テレビ、YouTube などあらゆる動画・音声を1つのディスプレーで生徒さんと共有するという、なかなかのハイテク授業を志向していて、ウェブ辞書はレッスンでの陰の主役でもあります。

そんな私が使っているウェブ辞書は言わずと知れた英辞郎。
無料なのに語彙も豊富でメディカルのマイナーな病名までちゃんと載っている頼もしいやつ。英和・和英も切り替え不要ですぐに定義が出てきてほんと重宝です。

ところが最近、それを揺るがす存在が現れました――。

それがWeblio 辞書。
▼トップページ
http://www.weblio.jp/

“辞書・百科事典の検索サービス”と銘打っているように様々な顔を持っていて、 Wikipedia や YouTube など主だったキラーサイトの情報も見られる、串刺し検索がウリの辞典です(日本語の辞典としての使い方などはこちらが詳しいです)。
で、特に英語学習にとっても重宝な機能が満載!
▼英和・和英辞典トップページ
http://ejje.weblio.jp/

Weblio。最近入会した生徒さんが愛用していると聞いて気になっていたところに、twitter の複数の follower さんも時折触れていて、自分でもいろいろ試してみることにしました。
すると英辞郎にはない便利な機能があることが分かりました。

以下、reservation という単語を例にとり、2つの辞書を比較することで Weblio の特性をあぶり出したいと思います。とはいえ、優劣をつけるつもりはなく、結論から言うとこれからも英辞郎も併用して使い続けます。

なぜ reservation かと言うと、私が授業でも使っている TOEIC ボキャビル本『TOEICテスト 出まくりキーフレーズ』(このブログでもこのページでご紹介しました)
の中に以下のような英文が出てきました。

Does Mr. Baldwin have any reservations about becoming a managing director?
ボールドウィン氏は専務取締役になるのに心配でもあるのでしょうか。

しかも注釈には“reservation には「疑念」、「心配」という意味がある。要注意。”とあります。
reservation =「予約」の意識が強すぎて私もうっかりしていました。
ということで reservation の項を調べることで2つの辞書の実力が分かるのではと思ったのです。

<英辞郎と Weblio の比較:reservation の定義>



項目英辞郎Weblio
定義の項目・順番
「予約、指定」4位
「疑念、心配」記述なし
*「予約」4位はビミョー

「予約、指定」1位
「疑念、心配」3位
*重要度、頻度共妥当な順位。

各定義の用例
*定義の下に列挙されるが
どの定義の例文かは不明

「心配、疑念」1例
「予約、指定」4例

単語読み上げ×(※1)
(※1)英辞郎の機能強化版On the WEB pro(初月無料、翌月から315円/月)には収められている機能です。

【総評】
reservation だけからの判断ですが、Weblio の方が定義の項目と順番においては軍配が上がります。用例も定義毎にあるのは強いですね。あと見逃せないのが単語音声機能。ワンクリックでタイムラグなく聞ける Weblio は有難いです。

<英辞郎と Weblio の比較:機能面>



項目英辞郎Weblio
串刺し検索

辞書別に閲覧不可

メイン辞書(※1)はじめ
辞書別に閲覧可

収録語数合計417万
(英語184万、日本語233万)
*ほぼ月1回で更新
合計506万
(英語231万、日本語275万)
*更新について記述なし

共起表現
(コロケーションの
診断に役立つ)
×(※2)
*強化版には前後の
組み合わせ件数表示あり◎

ヒットする件数少なく
あまり使えない印象

英単語帳
×(※2)
*但し、強化版は
5,000語登録で○

2,000語登録
(※3)

診断テスト

別ページに豊富にテストあり
○(ベータ版)
総合力診断に加え
英検診断も開始

(※1)メイン辞書:「研究社 新英和中辞典」(紙版での評価も高いです)

(※2)英辞郎の機能強化版On the WEB pro(初月無料、翌月から315円/月)には収められている機能です。
(※3)英単語帳のテストユーザー募集中!
2011年12月5日から第9次のテストユーザーを募集しています。無料ですので一緒に参加しませんか。

【違いの背景】
かなり機能に違いがあります。
それは、Weblio の方はたくさんの辞書を串刺しにしてそのまま生データとして検索結果を出すのに対し、英辞郎はたくさんの辞書を自分達のところで整理して1つの大きな辞書にしているイメージだから。
どちらがいいかは好みですが、定義毎に例文があり、ニュアンスが近いもの同士1a、1bのように定義分けする Weblio の方が親切で使いやすいと感じます。
あと、自分が紙の辞書志向なため、ウェブ辞書なのに「新英和中辞典」の紙の香りも漂う Weblio の方に思い入れてしまいます。
ただ、手軽にササっとチェックしたい場合や、2語以上の単語が共存する例文を探す場合などは英辞郎の方が断然使いやすい使いので、やはり使い分けですね。

尚、特筆したいのはサブ辞書の中の「日本語wordnet」という代物。英単語の定義の微妙なニュアンスまで把握できて重宝です。
(例)「reservation=疑念」:心の底から信じて受け入れることを妨げる、口には出さない疑い。

<Weblio 英単語帳も便利!>
英単語帳機能があることで、私の仕事の一つで手間のかかる毎週の単語確認テストの準備作業が大幅にスムーズになり大助かり。
レジュメを作るときに検索した単語をワンクリックで単語帳に追加。後は生徒さん毎や講義毎にフォルダー分けしておくだけで単語テストがアトランダムに出てきます。
もちろん、英語学習者の皆さんとしてもボキャビルに欠かせないツールになります。
単語を覚えるまでの一連の作業(意味調べ→リストアップ→定着テスト)が全てPC上で完結でき、別のノートに書き写したり(この方が覚えやすいという側面もあり捨て難いですが…)する必要がなくなります。
ただ、iPhone などのアプリはまだ開発されていないようなのでスマホとの同期まではできないよう。この辺は今後に期待しましょう。

尚、編集機能もあるので、例えば定義文を自分独自のものに簡単に変えられるので、ほんとのマイ単語帳の出来上がりです。
フォルダー分けの提案としては「TOEIC」「英検○級」のようにテストで分けてもいいですし、「環境」「経済」「政治」のようにジャンルで分けるのもおススメです。

上記したように、登録しないと使えないので、やってみたいという方はこちらで登録してください。

<英語力診断もワクワク!>
語彙力診断には2種類あります。

1つは総合診断。
「11001〜12000 専門家」のように1000語毎にグレードが上がっていきます。
至れり尽くせりなのは、間違った単語はワンクリックでマイ単語帳にしっかり追加できる点。ありがたい〜
皆さんも是非やってみてください。
私は9001〜10000から12001〜13000を行ったり来たりって感じでした。

もう1つは英語テスト系。
当初の英検(5級〜1級まで級別)に加え、
今では大学受験、TOEIC 、TOEFL と主だったものが全て揃いました!


ということで、PCでの英語学習がグンと楽しく充実したものになるウェブ辞書、Weblio 辞書をご紹介しました。



【発行元】エクセル英語学院
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この記事へのコメント
私見ですが。

英辞郎(Alc)の良い点。
・単語のインクリメントサーチが簡単にできる。
(入力数が減らせる)
・同、単語の一部が間違った場合、それに近い
 単語の候補が挙げられ、間違いを正せる。
・熟語、慣用句、長文の解釈に、複数語及び、
 あいまい検索が 簡単にできる。
・収録語数が多い。(正味の数字)
・用例が豊富
・さっと調べられるので便利。
・和英が使い易い。
悪い点。
・無料版の場合、音声読み上げ機能がないので
 正しい発音が習得できない。(カタカナ発音が
 表記されているが、悪い発音の癖がつく)

Weblio辞書
良い点。
・単語、例文の読み上げ機能があるので大変役立つ。
・英辞郎にない単語の意味、熟語などがヒットする。
悪い点。
・インクリメントサーチができない。
 (たまに別欄に表示されることはあります。)
・単語のミスタッチの代替語が選べない。
・あいまい検索ができない。
・使い勝手があまり良いとは言えない。
 (単語の意味、用例が少ない)
 特に翻訳窓はまったく使えない(機械翻訳と
 してあるとおり、チンプンカンプン)
・収録語数が搭載辞書の同じ語数を含むので実際は
 、何分の一かになる。(次項と関連)
・串刺し検索は、私の場合研究社英和中辞典の分
 しか参照しないので、あとは無駄になる。

どちらも弱い点。
 単語の意味の文法的な解釈、用途があまり示されて
いないので、この点は電子辞書の××大辞典を参照
しなければならいことが多々ある。

ちなみに英単語音声ですが、goo英和辞書の発音と
違うことがあります。一応どちらも聞きます。
なおWeblioとgooはともにアメリカ英語の発音のよう
なので、イギリス英語発音もあればよいなと思い
ます。

ということで、主に英和について私見を書きました
が、これが絶対良い、あるいは劣っている
と決め付けないで、それぞれの長所を生かして、
私は使っています。
単語帳ですが、私独自にExcelで使い易いように
作っていますので、どちらも特に必要としません。
(電子辞書、英辞郎、Weblio辞書,goo辞書,google
 検索)

それと別ページ紹介されていた、Never辞書は
2013年12月18日をもって終了となっています。
たいへん残念に思います。

どうも長文駄文で失礼しました。
Posted by かずぼう at 2014年03月31日 12:19
かずぼう様

まず、コメント承認に時間がかかってしまったことをお詫び申し上げます。
日頃、コメントを頂くことが珍しく、見過ごしておりました。申し訳ございません。

ご意見、いちいち共感いたしました。
アップした当時、アツく weblio を語っておりますが、今は英辞郎に戻っています^^;

発音に関しては、英英になりますが oxford の OLD を使っています。
http://www.oxfordlearnersdictionaries.com/?cc=global
米語、英語、両方聞けますので重宝しています。

改めて、コメントありがとうございます。
これに懲りず、またご意見、ご希望をいただければ幸いです。

Posted by 管理人 at 2014年12月19日 16:26
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